【宅建合格した】独学4ヶ月半の勉強法を振り返る

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こんにちは。いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!


2022年10月16日、宅建の本試験を受けてきました。

勉強期間は4ヶ月半、時間にして500-600時間くらいだったと思います。




で、肝心の点数は39点。自己採点にミスが無ければ。

難化したと言われている割にはまだマシな点数かなと…。

(TACの先生が「酷い問題ですね」と言うほどの問題もあったくらい。)




通信講座などは使わず、参考書・模試・YouTubeで独学を続けてきたわけですが、そんな自分の勉強法が本当に正しかったのか、振り返ってみます。

個人の体験ではありますが、来年受ける方の参考になれば幸いです。
(私もまだ合格確定したわけじゃないし)

【2022年11月23日追記】

合格しました!



6月~7月初め(インプット期)

最初の1ヶ月ちょいは、YouTube・テキスト・過去問集を使っていました。

※「統計」の分野は9月に勉強するので、この時期はほっときました。

YouTubeで概要を把握

所要時間:平日15分程度
     休日は可能な限り

場所:家


学習を始めるにあたって、いきなり文字ばかりのテキストを読む気力は起きませんでした。

こんなんよ↓



そのため、前の夜にあこ課長の動画を2倍速で観て、「明日学習する範囲はこんな感じなのね」という脳の準備をしていました。

宅建 2022 宅建業法 #1【宅建業】宅建業の定義をしっかり理解しましょう。動画の前半はインプット、後半は問題を解いてアウトプットしましょう。文字で確認したい方はブログへどうぞ。



前の日に寝落ちしちゃって、この動画予習ができない日があったりもしました。

で、そういう日はやっぱり、翌日テキストを読んだ時に全然頭に入りませんでした。

予習の効果を再度実感できた勉強法ですね。

テキスト・過去問集のページを写真に撮る

所要時間:1日20分ほど
     (テレビ等観ながら)
     (翌日が休日の場合は除く)

場所:家


平日にテキストを読みながら電車に乗るのは無理があったため、必要なページを写真に撮っておくことにしました。

私は幸い、会社支給のスマホがあったので、

・会社支給のスマホ:テキスト
・私用のスマホ:過去問集

それぞれ写真を撮っておきました。

テキストの内容を自分の言葉でまとめる

(※暗記系の要素が強い場合は、この手順を飛ばすこともあります)

所要時間:平日1時間
     休日は可能な限り

場所:電車、家



文字ばかりのテキストですし、そもそも内容自体難しいので、動画予習をしたとはいえ、全てをすぐに理解できるわけじゃありません。

というか、そういう分野の方が多いです。


そのため、テキストを読みながら、自分の言葉で内容をまとめていました。


ここで、前日に撮った写真が効いてきます。

会社支給のスマホで撮ったテキストのページを観ながら、私用スマホのGoogleドキュメントに内容をまとめていきました。

ただ読んでいくだけだと、理解しにくい上に眠くなっちゃいますしね。


テキストを見ながら過去問を解く

所要時間:平日1時間
     休日は可能な限り

場所:電車、家


どうにかしてテキストの内容を把握した後は、その内容に対応する過去問を解いていきます。

この時点で正解を目指すのは無理なので、とりあえず「解いて」、「解説を読んで理解する」ことだけを目標に。

少し前の範囲を一問一答で鍛える

ここまで書いたインプット生活を続けて、2週間くらい経ったあたりから、「先週学習した範囲の過去問」を、一問一答形式で解きます。



1ヶ月ほどかけてインプットすると、1ヶ月経った頃には、初日の学習内容なんて忘れてしまうものです。

それを少しでも防ぐために、「2週間くらい前にやった内容を振り返る」時間を作りました。

一問一答形式にしたのは、スキマ時間で気軽に復習したかったから。



これを実践したおかげで、1ヶ月後に再度過去問をやるタイミングでは、初日の方に学習したことも案外覚えていました。

なので、全範囲のインプット期間でも、こまめな復習を心がけることをおすすめします。

まとめ

…といった感じで、このようなインプット期を1ヶ月ちょい続けます。

・YouTubeで概要把握

・テキストの内容を
 自分の言葉でまとめる

・過去問を解いてみる

・ちょっと前の範囲の
 過去問も解いてみる



7月初め~7月末(分野別過去問期)

全範囲のインプットが終わったら、分野別で過去問を再度解く期間に入りました。

インプット期で頭に入れたことを、頑張って思い出す期間です。

分野別で過去問を解く

所要時間:平日3時間
     休日は可能な限り

場所:電車、家


毎日、分野別で過去問を解きます。

この時点で、少なくとも1回は解いたことがある問題ばかりなので、前回よりも自信を持って答えられることを目標に臨みます。


ただ、まだ2周目でそんなに正解できるほど、簡単な内容でもないので、どうせ間違えるものも。

仮に正解したとしても、自信のない問題ばかりだと思います。

そんな時は再度解説を読んで、理解を積み重ねるというのを繰り返していました。

「覚えられん!」「分からん!」に陥った時は

「紛らわしくて覚えられない!」

「違う分野で似たような論点が出てきて混乱する!」


といった内容がある場合には、自分で表を書いて、共通点や相違点を整理していくのもいいと思います。

私も実際、Googleスライドなどに色々とまとめましたが、「自分で情報をまとめて表に起こす」という過程で、頭の中が整理されていき、覚えやすくなります。

「テキストに書かれた表を見て覚える」という受動的な行動と、「自分で表を作る」という能動的な行動では、後者の方がより効果的ですよね。


また、表にまとめにくい場合は、

・ノートにまとめ直す
 (インプット期のように)

・テキストのページを写真に撮って
 文字やハイライトなどを入れる。


といった工夫もしつつ、何とか頭に入れるようにしていました。

少し前の範囲を一問一答で鍛える

インプット期でもやっていた一問一答も、並行して続けます。

まとめ

過去問強化の7月でした。

・分野別で再度過去問を解く

・少し前の範囲の過去問も解く


8月いっぱい(年度別過去問期)

分野別で過去問を解き終わったら、いよいよ年度別で解きまくっていきました。

特定の分野だけ連続で何度も解いていた7月までと違って、年度別過去問では「各分野から1,2問」という出題形式です。

この形式に慣れつつ、本番で通用するレベルのスピード感を身につけるのが8月の目標でした。

3日間サイクルで回す

所要時間:平日3時間
     休日は可能な限り

場所:電車、家


下記のように、3日間サイクルで同じことを続けていきます。

【1日目】

過去問1回分を解いて解説を読み、自信の無い問題には何かしら印をつけておく。

(私はこのサイトのチェック機能を利用しました。)

宅建試験 過去問道場🥋



【2日目】

1日目とは別の回の過去問で同じことをする。

【3日目】

2日間で自信の無かった問題を再度解く。



という感じで、3日目に「解き直し日」を設けます。


もちろん、1・2日目でも復習はするのですが、自信の無かった問題を短期スパンで解き直すことで、頭に叩き込んでいきます。

不安材料は回数をこなすことで叩き潰しましょう。

本番さながらのスピード感を身につけよう

1・2日目はそれぞれ過去問1回分を解くので、1日で49問くらい解くと思います(統計や法改正前の問題を除く)。

また、その2日間で溜まった「自信の無い問題」は、私の場合は50問前後でした。

なので、1日50問を毎日解くことになりますよね。

解説を読んでふむふむする時間を加味して、合計3時間で解くように心掛けることで、本番で50問を2時間で解くスピード感を身に付けていきました。

「何度やっても自信が無い」問題については

で、ここまで来ると、少なくとも3周くらい同じ問題を解いていることになると思います。

それでも「ここは何度解いても覚えられんなあ〜」というところが出てくる場合。

ノートに書き出してみたり、表にまとめたりなどして、頭を整理しながら覚えていきましょう!

まとめ

ひたすら過去問を解いては復習し、同時にスピード感も身につけていく8月でした。

9月いっぱい(弱点を潰す期)

約3ヶ月の学習を進めてきた段階では、全体的に知識が入ってきていて、ある程度問題を解ける頭になってきていると思います。

ただそれでも、自信の無い問題や、「え、こんな論点あったっけ?」みたいな穴が目立つようにもなります。

できるところが多くなってきた分、できないところや自信の無いところが目立つってやつです。

9月は、そういう「弱点」を潰していく期間でした。

自信の無い問題だけをやる

所要時間:平日2時間

場所:電車


8月にチェックをつけた、「自信の無い問題」だけを毎日ひたすら解いていきます。

1日に2回分の過去問の、「自信の無い問題」を解くことを目標に。

やっぱり1日に50問前後解くことになりますが、もう何度も解いているので、解説を読む時間も含めて1日2時間で終わらせました。

改めてテキストを読む

所要時間:平日1時間
     休日は可能な限り

場所:家


本試験では、まるっきり過去問と同じ問題が出るわけでもありません。
(実際そうだったし)


また、「どうせ自信あるし」とほっといてる論点を、本番までに1度も触れなかった場合、本番はド忘れしているかもしれません。


そのため、

・過去問と被らない知識の補強

・自信がある論点のド忘れ防止


のため、改めてテキストを読み込みます。

ここで、「あ、ここの論点ちゃんと読んでなかった!」とか、
「ここの論点忘れかけてるかも」といった発見があれば、繰り返し読んだり、自分で内容をまとめるなどして覚えていきましょう。

また、このタイミングで不安な論点が見つかったら、スマホで写真に撮っておくなどして溜めておいていました。

(付箋などでもいいのですが、外でも見返せることを考えると、スマホの写真の方がいいと思います。)

まとめ

自信の無い過去問をやりつつ、再度テキストを読み込むことで、弱点を潰そうという9月でした。

9月下旬~本番前日(統計分野を頑張る期)

所要時間:5分
    (しかも2日に1回)

場所:家


5問免除の方は関係ないですが、毎年1問は統計に関する問題が出題されます。



統計って、数字ばっかりで覚えづらくないですか?

なのでこればっかりは、文字ばかりのテキストを使う気にはなれず…。

そこで、あこ課長のこの動画が出た日から、こちらの動画に頼りっきりでした。

宅建 2022 5問免除 #17【統計】わかりやすいまとめ表あり!地価公示・土地取引件数・宅地建物取引業者数・法人企業統計・建築着工統計・全用途平均・住宅地・商業地・工業地・売上高・経常利益など

学習の流れ

①表を作ります。
私の場合はGoogleスライドを使いました。

覚えだすとキリがないので、動画内で言われている数字だけを覚えるようにして、それ以外の論点が出たら潔くあきらめるという精神です。

(画像1枚目にあるURLは、元動画のURLです。)



②一旦、表の中身をすべて消します。

この時、正解を目に焼き付けながら作業するのですが、この一瞬一瞬で超短期記憶をちまちまと重ねていくことが目的です。


③どうにか頑張って、正解を埋めていきます。

④動画を観て、答え合わせをします。
また、間違えていたところは修正しておきます。

⑤翌々日くらいに、手順②から作業します。

もちろん、始めたての頃はなかなか覚えられませんが、何回か繰り返していると覚えられるようになりますので、本番まで根気強く続けてみてください。

10月~試験前日

約2週間あるかと思います。

この期間では、メンタルにあまり負荷をかけないようしつつ、ここまでの学習を無駄にしないように復習をするという期間にしました。
(どうせ本番前は勝手にメンタルやられるから)

再度年度別過去問を解く

所要時間:平日2時間

場所:電車


本番に向けて再度、年度別過去問を解いていきます。

自信があるからといって、全然解かずに本番を迎えるのが不安だったので、自信のある問題も含めて全問解きました。

しつこいくらいに解いているので、さすがにほぼ全問正解しましたが、それでも間違えた問題はあったので、本番までに何度も解いて定着させました。

模試や予想問題を少しずつ解く

所要時間:平日1時間

場所:家


1日15~20問くらいのペースで、模試や予想問題を解きます。



私の場合は、会社から提供された模試があったので、それを利用しました。

ネット検索すれば無料の模試や予想問題が見つかるので、それでも大丈夫だと思います。


模試や予想問題は、過去問にはなかった変な問題も出ますが、案外それが本試験で出てくることもあります。
(実際そうでした)

なので、模試や予想問題で自信のなかった問題もじっくり復習して、写真を撮っておくようにしました。

まとめ

最後の2週間ということで、「この時期になって見つかった苦手部分」を潰す期間でした。


【番外編】毎週金曜日の模試

︎私の場合は、会社で毎週金曜日に模試を受けていたので、金~日曜日でその復習もしていました。

そのおかげか、9月に入ってからは、コンスタントに40点前後取れるように。


ただそれでも、毎回20問くらいは自信がない状態で解いていたので、模試中は常に「今日こそ不合格やわ」と思うもので。

実際答え合わせしてみると、間違えてたのは10問程度だったりします。


また、1回の模試で約200(約4択×50問)の選択肢があるうち、復習が必要だと判断したのは50択くらいでした。

つまり、全選択肢のうち約7.5割は「復習する必要がないもの」だったということなので、正答率7~8割と照らし合わせても、まあまあ妥当なものと思われます。

反省点

今回、この方法で悔いのないように勉強しましたが、困惑する問題にも出会いました。

自己採点では39点をとれたのはいいのですが、11点も失点したということは、改善の余地はまだまだあります。


普通の受験者からすればどうしようもない、いわゆる「捨て問」4問
ちょっとひねった事例細かすぎて覚えていなかった論点7問でした。



この7問のうち少しでも多く正解していれば…、という悔しさもあるので、

「どうしたら少しでも正解できていたか」ということを考えてみました。


模試をもっと解く

周りの合格者からは

「過去問やってりゃ7割取れる!模試や予想問題なんてあてにならん」

と、やたら聞いていました。


なので、勉強している時は、「とにかく過去問をやっておこう」という考えでして、自主的に模試をやろうと思ったのは10月から。



ですが、「過去問やってりゃ」発言は、今の試験ではあまり通用しないことを、本試験終了後に実感しました。

・過去問やってりゃ
「過去問と傾向が違いすぎる問題」
 そこそこ出た。

・7割取れる
→昔より合格ラインが上がっている。
 毎年合格ラインに揺れがあるため、
 仮に7割(35点)取れても不安。
 
・模試や予想問題なんてあてにならん
→意外にも、模試で見た選択肢が
 本試験にも出た。
 私も、「これ模試で見た!」という
 選択肢があって嬉しかった。

 しかし、私が解けなかった問題を、
 「この問題は〇〇先生の
  予想問題で見たから
  本番も分かった。」
 と言ってる人がいて、悔しかった。



上記の気づきを踏まえて…、

過去問を繰り返し解くのもいいけど、模試や予想問題ももっと解いておけばよかったなと思います。



もちろん、過去問から出るのが大半なので、まずは過去問を大事に解きまくることが大前提です。

「多くの受験生が正解できた問題」を取りこぼしていては、合格には近づけないので。



そこを守ったうえで、さらに余裕の点数をたたき出すためには、模試や予想問題まで手を広げて、

「これ模試で出たわ。ラッキー♪」

「この問題は〇〇先生の予想問題で見た。」

という問題を少しでも多くしておくことをお勧めします。



推理力を鍛える

本試験での問題がすべて、ある程度自信のあるものばかりであればいいのですが、実際はそうもいきません。

全く見たことのない内容の問題も出てきます。


で、どうにも太刀打ちできない問題もあれば、「推理でどうにか絞り込める」問題もあるものです。

例えば、

・4択のうち①~③は
 「通常」、「原則」などと
 いった表現なのに、
 ④だけは「…という場合はない」
 という断定的表現をしている。
 ここまで断定的に言うのもおかしい。
 答えは④だ!
→結果:〇だった。

・消去法で③が残ったけど、
 ③で言ってることがよく分からん。
 ③を選ぶのに躊躇する。
 いや、これは残り3択の理解度
 試すための問題かも。
 よし、③を選ぶぞ!
→結果:〇だった。



という感じです。

全く知識がない問題でも、ものによっては推理でどうにかなるものもあります。


こういう推理は、事前知識のない問題に出会った当日に発揮するようなものですが、このあたりの推理力を普段から鍛えていれば、的中率アップも狙えると思いませんか?



というわけで、普段過去問を解いていて分からない問題に出会ったときには、「頑張って思い出す」以外にも、「頑張って推理してみる」ようにしたいなと思いました。

もちろん、自信のない問題であることに変わりはないので、後でじっくり復習しましょう!


まとめ

次回また宅建に挑戦する場合には、

・模試をもっと解く

・推理力を鍛える



これらの改善点を試していきたいと思います!

今後宅建を受験される方の参考になれば幸いです。

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