【ミューノと学ぶ音楽知識_#4】曲の「調」って何?【音階と同じってわけじゃないよ】

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ミリー
ミリー

こんにちは、Miryです!

こっちは謎の生物ミューノ


ミューノ
ミューノ

ねえねえ、この前は「音階」について教えてもらったけど、あれって結局何の役に立つの?

そういう「音の並び」があるのは分かったけど、「だから何・・・?」ってならない?


ミリー
ミリー

まあ、正直、音感が無ければそんなに役に立つものでもないかも。

でもね、「音階」をもとに作られる「調」が、この世のあらゆる曲の「音使いルール」になってるから、知っておいて損はないルールの1つだよ!


ミューノ
ミューノ

「調」って何・・・?

どういうこと?


ミリー
ミリー

よし!

じゃあ今日はその「調」の話をするよ!



「調」の成り立ち

ミリー
ミリー

「調」って、よく「音階」とごっちゃに思われるけど、実はちょっと違うんだよね。

さっきも言ったように、 「音階」をもとに「調」が作られるわけだけど、1つの音階から作られる調は、12種類あるよ!


ミューノ
ミューノ

じゅ・・・じゅうにしゅるい・・・。

多くない!?


ミリー
ミリー

大丈夫、もとは1つの音階だから。


ところで、この「12」って数、何かピンと来ない?


ミューノ
ミューノ

え~?

・・・あ、もしかして、ドから上のシまでの12音?


ミリー
ミリー

正解!

ピアノで言うところの白鍵と黒鍵の両方の音を合計すると、「白鍵(幹音):7音」、「黒鍵(派生音):5音」の、合計12音になるよね!


ミューノ
ミューノ

黒鍵の2つ目の音だと、「レ#」、「ミ♭」、「ファ♭♭」っていう風に、1つの音でも色々な呼び方があって、覚えるのが大変だったよね~。

※覚えてない人は、この記事で復習しよう!



ミリー
ミリー

そうそう、呼び方は色々あるけど、音の種類としては12個なわけなんだけど、12音のうちのどれか1音を「主音」として、音階ルールに従って音を拾って並べていくと、「調」ができるよ!


ミューノ
ミューノ

「主音」って?


ミリー
ミリー

主音っていうのは、「音階の1番初めに来る音」のことね。

前回のおさらいになるけど、音階って、厳密には「ある音を起点として、一定のルールに従って配列された音の階段」のことなんだよね。

その「ある音」っていうのは、音階を作る段階で決定されてないわけよ。


その「ある音」を1つに決めると、その音が「主音」になるわけ。




ミューノ
ミューノ

なるほど。

「主音」については何となく分かった!

でも、やっぱり「調」の作り方が分かんない!

ていうか、結局「調」の実態が分かんない!



ミリー
ミリー

焦らず焦らず。

「調」の作り方と種類が分かるようになったら、曲にどう反映されてるのかも説明するから!



ミューノ
ミューノ

はーい・・・。



「調」の作り方

ミリー
ミリー

実は、作り方自体は結構簡単!

「音階」のルールを理解してる前提だけどね。


ミリー
ミリー

まずは、12音の中から「主音」を決めよう。

今回は例として、「ミ(E)」にするよ。

※()内はドイツ音名。


ミューノ
ミューノ

まずは、①が「主音」のミになるんだね!


ミリー
ミリー

そうそう。

で、次に、「音階ルールに従って音を拾って並べていく」わけね。

例として、今回使う音階は「長音階」とするから、「音階ルール」はこうなるよ。


ミリー
ミリー

あとは、このルールに従って、主音から音を並べていくと・・・。



ミリー
ミリー

これで、「ミを主音とした、長音階ルールに従った調」ができあがり!


ミューノ
ミューノ

おお~!

これで、主音を変えていくと、全部で12種類の調ができるんだね!


ミリー
ミリー

そうだね!

で、もしも音階が「短音階」だったら、「短音階ルールに従った調」も12種類できる。




ミューノ
ミューノ

じゃあ、調の種類数って、「音階の種類数×12音」なんだね!


ミリー
ミリー

そうそう!

今回は、一般的な「長音階」と「短音階」の調だけの紹介だけど、ほんとはもっといろんな調があるんだよね~。


ミリー
ミリー

ところで、わざわざ「〇を主音とした、□音階ルールに従った調」っていうの、長くて面倒だよね?


ミューノ
ミューノ

うん!

長くて面倒!



ミリー
ミリー

それじゃ、それぞれの調に対応する名称についても見ていこうね!


「調」の名称

ミリー
ミリー

調の名称は、「〇を主音とした」と、「□音階ルールに従った調」の2つに分けて覚えられるよ。



ミューノ
ミューノ

「〇を主音とした」 は分かる!

ドから上のシまでの12音だもんね!


ミリー
ミリー

そうだね!

一応、各言語の音名も書いておくね。


()内は、ざっくりしたカタカナでの発音。

【記号無しの表】

ファ
ドイツ語C
(ツェー)
D
(デー)
E
(エー)
F
(エフ)
G
(ゲー)
A
(アー)
H
(ハー)
イタリア語Do
(ド)
Re
(レ)
Mi
(ミ)
Fa
(ファ)
Sol
(ソル)
La
(ラ)
Si
(シ)
英語C
(シー)
D
(ディー)
E
(イー)
F
(エフ)
G
(ジー)
A
(エー)
B
(ビー)
日本語


【#の表】

ド#レ#ミ#ファ#ソ#ラ#シ#
ドイツ語Cis
(ツィス)
Dis
(ディス)
Eis
(エイス)
Fis
(フィス)
Gis
(ギス)
Ais
(アイス)
His
(ヒス)
イタリア語Do diesis
(ド ディエズィス)
Re diesis
(レ ディエズィス)
Mi diesis
(ミ ディエズィス)
Fa diesis
(ファ ディエズィス)
Sol diesis
(ソル ディエズィス)
La diesis
(ラ ディエズィス)
Si diesis
(シ ディエズィス)
英語C sharp
(シー シャープ)
D sharp
(ディー シャープ)
E sharp
(イー シャープ)
F sharp
(エフ シャープ)
G sharp
(ジー シャープ)
A sharp
(エー シャープ)
B sharp
(ビー シャープ)
日本語嬰ハ
(エイハ)
嬰ニ
(エイニ)
嬰ホ
(エイホ)
嬰ヘ
(エイヘ)
嬰ト
(エイト)
嬰イ
(エイイ)
嬰ロ
(エイロ)


【♭の表】

ド♭レ♭ ミ♭ ファ♭ソ♭ラ♭シ♭
ドイツ語Ces
(ツェス)
Des
(デス)
Es
(エス)
Fes
(フェス)
Gs
(ゲス)
As
(アス)
B
(ベー)
イタリア語Do bemolle
(ド ベモッレ)
Re bemolle
(レ ベモッレ)
Mi bemolle
(ミ ベモッレ)
Fa bemolle
(ファ ベモッレ)
Sol bemolle
(ソル ベモッレ)
La bemolle
(ラ ベモッレ)
Si bemolle
(シ ベモッレ)
英語C flat
(シー フラット)
D flat
(ディー フラット)
E flat
(イー フラット)
F flat
(エフ フラット)
G flat
(ジー フラット)
A flat
(エー フラット)
B flat
(ビー フラット)
日本語変ハ
(ヘンハ)
変ニ
(ヘンニ)
変ホ
(ヘンホ)
変ヘ
(ヘンヘ)
変ト
(ヘント)
変イ
(ヘンイ)
変ロ
(ヘンロ)


ミューノ
ミューノ

あれ?ダブルシャープやダブルフラットの表は省略?


ミリー
ミリー

ああ、ダブルシャープやダブルフラットは、楽譜の中で臨時的に使われるんで、調の名前で使われることはないんだ。


ミューノ
ミューノ

そうだったんだ!



ミリー
ミリー

どんな時に臨時でダブルシャープやダブルフラットが出てくるのかは、また後で話すね!


ミリー
ミリー

で、次は「□音階ルールに従った調」の方だけど、これは「長音階」と「短音階」に分けて説明していくよ!


()内は、ざっくりしたカタカナでの発音(と、読みがな)。

長音階短音階
ドイツ語dur
(ドゥアー)
moll
(モール)
イタリア語maggiore
(マジョーレ)
minore
(ミノーレ)
英語major
(メジャー)
minor
(マイナー)
日本語長調
(ちょうちょう)
短調
(たんちょう)


ミリー
ミリー

ってことは、

「ソ♭を主音とした、短音階ルールに従った調」


は、それぞれの言語で表すと、どうなるかな?


ミューノ
ミューノ

えーっと・・・、

ドイツ語:Gs moll
イタリア語:Sol bemolle minore
英語:G flat minor
日本語:変ト短調

で、合ってる?


ミリー
ミリー

正解!!


「調」は曲でどんな風に使われてるのか

ミリー
ミリー

さっき、「調」は「音使いのルール」って言ったよね?

つまり、ある曲で使われている音には、ある程度縛りがあるってこと。

例外の音を入れたいときには、臨時的に#や♭、ダブルシャープやダブルフラットを使って変化をつけることがあるけどね。



ミューノ
ミューノ

曲を聴いただけで、どんな調が使われてるか分かるの?


ミリー
ミリー

ある程度音感があればね。

例えば、この曲。



ミリー
ミリー

この場合は、「ファが主音」の「長音階に従った」調ってことが分かるの。

ドイツ語だとF dur、日本語だとヘ長調だね。

「主音」については、大体メロディの最後の音が該当するよ(例外もあり)。

どの音階になるかは「明るい」か「暗い」かで分かるよ。


ちなみに、左にはシの位置に♭が付いてるけど、これは「基本的にはシに♭を付けといてね」って意味ね。



ミューノ
ミューノ

メロディの最後の音と、曲の雰囲気で、どんな調なのかが分かるのか!




ミリー
ミリー

そう!

で、調が分かると、「通常使われる音」と「例外的な音」が分かるわけよ。

今回のF durであれば、「通常使われる音」は「F、G、A、B、C、D、E」だよね。

そして、「例外的な音」は、それ以外の「G♭、A♭、H、D♭、E♭」だよね。


ミューノ
ミューノ

「かえるのうた」だと、「例外的な音」は使われてなさそうだね。


ミリー
ミリー

その通り!

だから、ある意味この曲は「普通の音使い」と言える。

まあ、一般的な童謡があまりにもトリッキーだったら、逆に戸惑うけどね。


ミリー
ミリー

逆に、「例外的な音」が多く使われていると、それだけ変化が出るってことだから、その変化がうまくハマれば「かっこいい」ってことになるわけ。


ミューノ
ミューノ

じゃあ、調のルールが分かった上で曲を聴くと、「かっこいい!」って思うポイントが分かって、より楽しいね!


ミリー
ミリー

あくまで、「例外的な音」は「かっこいい」要素の1つではあるけど、音楽的ルールを知った上で改めて曲を聴いてみると、ルールと違うポイントが分かって面白いよね!




ミリー
ミリー

さて、「調」の説明もできたことだから、次回はカラオケの「キー変更」に関わるルールについてもお話しようかな~♪



そんなわけで次回は、「キー変更の仕組みってどうなってんの?」をお届けします!

お楽しみに!

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